豪農の屋形・安部権内家


河北町西部の澤畑地区に位置する「安部権内家の屋敷」は、かつて村山郡内有数の地主として繁栄を極めた安部家の邸宅です。道を挟んだ向かい側には、紅花資料館(旧堀米家)が建っています。
約1,600坪もの広大な敷地には、格式ある表門(薬医門)や寄棟造り藁葺き屋根の重厚な造りの主屋、池泉回遊式の美しい庭園などが当時の姿を留めています。特に、独特な櫓状の火番小屋や橙(だいだい)の並木道は、この家ならではの情緒ある景観です。
平成28年には国登録および町指定の文化財となり、さらに平成30年には「山寺が支えた紅花文化」を構成する重要な要素として日本遺産に認定されました。 漆喰塀や豊かな屋敷林に囲まれた空間は、一歩足を踏み入れると江戸時代からの長い歴史の息吹を感じさせます。
この屋敷は、「べに花まつり」や「谷地ひなまつり」などで、期間限定で一般公開されています。紅花文化とともに歩んだ名家の伝統と、四季折々の表情を見せる庭園の美しさを、ぜひ現地で体感してください。
アクセスマップ
問い合わせ先
安部権内家を保存する会
山形県西村山郡河北町谷地沢畑己822
TEL.0237-72-4231(平泉)